迷いの国のアリス
「正しくあれ」と言われ続けてきた少女・菫は、
逃げるように唱えたお呪いをきっかけに、迷いの国へと迷い込む。
そこは、道も答えもあるのに、意味だけが示されない世界。
菫は公爵夫人やチェシャ猫、女王など、歪められた童話の住人たちと出会い、
それぞれの「正しさ」や「考えなくていい」という言葉に触れていく。
迷いの国は優しい。
正解を出せなくても、生きていける場所だ。
けれど菫は気づき始める。
「正解を探さなくていい」という言葉もまた、
誰かの都合のいい正しさなのかもしれないということに。
迷い続けるか、自分で考えるか。
答えを選ぶのは、国ではなく――菫自身だった。
※このお話はルイス・キャロル作の「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」のキャラと世界観を元にしたオマージュ作品です。
※友達とやっている創作の小説です
ー 9,924文字
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update 2026/03/04